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...... 2019年09月12日 の日記 ......
■ 《 クラブサンの名手 》   [ NO. 2019091201-1 ] s

【 ガボットと変奏曲 】

ラモー,ジャン・フィリップ 〔仏〕
(1683.09.25〜1764.09.12) 80歳



十八世紀フランスの大作曲家ラモーは
「もし彼がドイツ人であったら、多分バッハよりも、
もっと偉大な音楽家と認められていただろう」と
いわれたが、フランス・オペラの歴史では、リュリの
後継者として活躍し、クラブサン音楽の分野では、
クープランと並んで最盛期を築きあげた。

ラモーは教会オルガニストの子として生まれ、
父にから音楽を学んだ。
ヘンデルとバッハが生れたのは、1685年なので
2年年上である。

晩年のオペラはあまり成功しなかったが、1764年に
貴族に列せられ、最後のオペラ「アバリス」の
上演準備中の9月12日に80歳でこの世を去った。

39歳のときに出版された彼の「和声論」は有名で、
「近代和声学の父」といわれた。
クラブサン曲では、クープランには詩情あふれた
旋律の優美さがあるが、ラモーの曲は卓抜な
リズムの思いつきとその巧みな操作、論理的で
明快なハーモニーと楽曲形式がみられる。

「ガボットと変奏曲」は1718年ころに作曲したといわれる
「音楽の種々のジャンルのもとに作られたクラブサン組曲」
の中の一曲である。

ラモーのクラブサン音楽は三声部を用いたり
当時としては非常に進歩したもので、独走に富み、
多くの舞曲が当時の流行で、鳥の鳴き声の模倣や
そのほかの描写が取り扱われている。

様式美と和声美にあふれている「ガボットと変奏曲」は
ガボット舞曲を主題に、6つの変奏曲からなる。



O.クレンペラーによる管弦楽編

     (管弦楽)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
     (指揮) オットー・クレンペラー
               ♪ 私が聴いた音源 ♪





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