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...... 2019年08月22日 の日記 ......
■ 《 印象主義音楽のピアノ曲 》   [ NO. 2019082201-1 ] s

【 版画 】

ドビュッシー,クロード・アシル 〔仏〕
(1862.08.22〜1918.03.25) 55歳 大腸癌



ドビュッシーの祖先はブルゴーニュの出で、
代々農業や手工業に従事していた。
祖父はパリに生まれ 、パリで死んだ指物師だった。
その長男として生まれたドビュッシーの父は、
サン=ジェルマン=アン=レーに陶器の製造販売の
店を出していたとき、長男として157年前の
8月22日生まれた。

彼は、幼いころのことを語りたがらなかったと
いわれ、幼年時代のことは不明なところが多い。

3曲からなるピアノ曲集の「版画」は、「映像」と
共に印象主義音楽のピアノ曲の書法を確立した
作品で1903年に作曲され、翌年の1月9日に
パリで初演された。

第1曲 塔

原題はパゴダ=仏教の宝塔
東洋の寺院にそびえる塔のこと。
ドビュッシーはエッフェル塔が建設された
1889年のパリ万国博覧会で聴いたベトナム、
ジャワ、カンボジアなどの東洋の旋律に
強い魅力を感じていたこともあって、この曲は
東洋風で幻想的な響きをもっている。

第2曲 グラナダの夕暮れ

船乗りたちによって海を越えスペインに
伝えられたキューバの舞曲のハバネラの
リズムが用いられている。
スペインの作曲家のファリャは
この曲について、外国の作曲家が空想の
おもむくままに、このようにスペインの雰囲気を
もつ曲を書いたとは奇跡のように思われると
語ったといわれている。

第3曲 雨の庭

フランスの2つの童謡(もう森になんか行かない、
眠れ坊や眠れ)が主題として使われている。
分散和音が雨脚の変化のみならず、風景の
明るさの変化までをも描き出している。
半音階、全音音階、長調、短調が混在している。



      (ピアノ)ジャン=イブ・ティボーデ
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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