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...... 2019年06月21日 の日記 ......
■ 《 マイスタージンガー 》   [ NO. 2019062101-1 ] e_or

【 楽劇「ニュルンベルクの名歌手」 より
          第1幕への前奏曲 】


ワーグナー,リヒャルト〔独〕
(1813.5.22〜1883.2.13) 69歳 心臓障害



57歳でリストの娘のコジマと再婚した
ワーグナーの最期を書いたものに、
「ヴェネツィアで心臓の療養中、幸福に死んだ」とある。

ワーグナーは少年時代、文学、特に演劇を好み、
脚本の創作などをしていたが、14歳のときにに
ベートーベンの作品を聴いて非常に感銘をうけ、
音楽の勉強を志した。

彼は、一生の仕事として文学、音楽、舞踊の3芸術の
統合された“楽劇”を作ることに努力し、さまざまな
苦難と戦いながら遂にこれらを完成した。

ワ−グナ−自身の台本による、3幕の喜劇的要素をもつ
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、
日本では「ニュルンベルクの名歌手」と訳されているが、
名人の歌手という意味ではなく、本職を別にもっていて
歌が上手い人で、その頃職人の親方(マイスター)は、
歌の道でもすぐれていることが条件となっていた。

演奏会のアンコールなどでよく取上げられる
第1幕の前奏曲は、全管弦楽が力強く堂々と奏される
「マイスタージンガーの動機」に続き「行進の動機」
→「芸術の動機」→「仕事の動機」→「愛の動機」
→「情熱の動機」→「マイスタージンガーの動機」
→「情熱の動機」→「陽気の動機」→
「マイスタージンガーの動機」→「愛の動機」
→「愛の動機」→「芸術の動機」と続き「行進の動機」で
前奏曲を結び、最後の和音で第1幕が始まる。

1868年6月21日にミュンヘンの宮廷国民劇場で
初演され、大好評を薄した。



    (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    (指揮) カール・ベーム
               ♪ 私が聴いた音源 ♪





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