【 交響曲 第1番 ニ長調 】
グノー,シャルル 〔仏〕 (1818.6.17〜1893.10.18) 75歳
グノーは201年前の6月17日にパリで生まれた。 彼の祖先はルイ十六世に仕えた名門の出身で、 有名な画家の父と、ピアニストの母との間に誕生し、 芸術的環境に育った。
幼少から母に音楽を教わり、パリ音楽院に入学して 3年後の1839年に、カンタータ「フェルナンド」で ローマ大賞を獲得し、ローマに留学した。 その帰途ドイツ、オーストリアをたずね、 シューマンの作品を知り心をひかれたが、 またメンデルスゾーンの演奏するバッハの オルガン曲にも魅入らされた。
その後神学の研究に没頭し、ミサ曲や レクイエムなどの宗教音楽を作曲した。 32歳のときに最初の歌劇「サフォー」を書き、 オペラ作曲家としての第一歩を踏み出した。
それから9年後に完成したのが、 名作「ファウスト」で、フランス・オペラの 作曲家として数々の作品を残した。
古典的形式の交響曲は4楽章からなる第1番を 1854年に、翌年に第2番を作曲している。 どちらもフランス音楽特有の軽快さとオペラ作曲家な らではの旋律の美しさをもっているが、ハイドンや メンデルスゾーンを思わせる。
第1楽章 Allegro molto-Allegro agitato 第2楽章 Allegretto moderato 第3楽章 Scherzo: Non troppo presto 第4楽章 Finale: Adagio-Allegro vivace
(管弦楽)アカデミー室内管弦楽団 (指揮) ネヴィル・マリナー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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