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...... 2019年06月08日 の日記 ......
■ 《 晩年の作品 》   [ NO. 2019060801-1 ] e_or

【 序奏と協奏的アレグロ Op. 134 】

シューマン,ローベルト・アレクサンダー(独〕
(1810.06.08〜1856.07.29) 46歳 肺炎



ロマン派音楽を代表するシューマンは、202年前の
6月8日、ドイツのザクセンのツヴィッカウで生まれた。
父は自らも著述をし、詩の翻訳をしたりして文学に
深い関心を持つ真面目な勤勉家の書籍商だった。

父より2歳年上の母は高い教養をもった外科医の娘で、
感傷的、幻想的、夢想的な性格をもち、シューマンは
両親の性格をいろいろと受けついで成長していった。

両親は、6人の子どもをもうけたが、そのうちの1人は
幼少で死んでしまい、シューマンは末子だった。
姉と兄たちは、シューマンよりかなり早く世を去っている。

16歳のときに父が亡くなり、母の希望で
ライプツィヒ大学に入学し、法律を学んでいたが
音楽家への道に変更し、後に妻となるクララの父の
ヴィークに弟子入りした。

シューマンはピアニストを志していたが、
右手の薬指関節部分の腫瘍が元で
指が動かなくなってしまい、
諦めなくてはならなかった。

その後は、作曲家として数々の作品を作曲したが、
合唱団の指揮者としても力を尽くした。
「歌曲の年」といわれた1840年には、
100曲以上の歌曲が作られている。

ピアノと管弦楽のための「序奏と協奏的アレグロ」は
シューマンの創作活動最後の時期の1853年
8月に作曲し、この歳の暮れのシューマン夫妻の
オランダ演奏旅行の際、ユトレヒトで
妻のクララのピアノで初演された。



        (ピアノ)ネルソン・フレイレ
        (管弦楽)バイエルン放送交響楽団
        (指揮) ラインハルト・ペータース
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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