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...... 2019年04月18日 の日記 ......
■ 《 印象主義音楽 》   [ NO. 2019041801-1 ] e_or

【 交響組曲「春」】

ドビュッシー,クロード・アシル〔仏〕
(1862.08.22〜1918.03.25) 55歳 大腸癌



「近代音楽の父」といわれるドビュッシーは、
印象主義音楽を創始し、近代現代の音楽に
非常な影響を与えた重要な作曲家である。

彼の音楽はあまりにも完成されたひとつの世界で
あったので、その音楽を直接継ぐものは現われなかった。
彼は、音楽上の印象派の最初のページを開いたが、
最後のページを閉じたのも、また彼であった。

ドビュッシーは1884年にカンタータ「放蕩息子」で
ローマ大賞を獲得し、ローマのヴィラ・メディチへ
留学したが、ローマでの生活は性に合わず、
2年で切り上げた。

そのときに作曲したのが「春」で、この作品は
絵画部門のローマ大賞受賞者の同名作品の
ボッティチェッリの名画「春」からの
インスピレーションを得て作曲したといわれている。

1887年2月にヴィラ・メディチで合唱と2台の
ピアノ版を完成した後、パリでオーケストレーション
したが、この版は製本所の火災により
焼失してしまった。

現在演奏されるのは、ドビュッシーの晩年に
アンリ・ビュッセルがオーケストレーションした版である。

1913年4月18日にパリのサル・ガヴォーでの
国民音楽協会の演奏会で初演された。

          第1楽章 Tres modere
          第2楽章 Modere



         (管弦楽)パリ交響楽団
         (指揮) ダニエル・バレンボエム
               ♪ 私が聴いた音源 ♪





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