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...... 2019年04月16日 の日記 ......
■ 《 ベートーベンの影響 》   [ NO. 2019041601-1 ] e_ch

【 八重奏曲 ヘ長調 D.803 】

シューベルト,フランツ・ペーター 〔墺〕
(1797.01.31〜1828.11.19) 31歳 チフス



1824年の初頭、シューベルトは弦楽四重奏曲
「ロザムンデ」「死と少女」など、集中的に
室内楽の作曲に取り組んだ。
二つの短調の作品とは違い、明るく温かくて
柔和な「八重奏曲 ヘ長調」は1824年の
2月ごろ着手し、3月1日に完成している。

この曲は、クラリネットを愛奏していた
フェルディナント・フォン・トロイヤー伯爵の
依頼により作られた。

トロイヤー伯爵は、自らが楽しんできた
ベートーベンの「七重箏曲 作品20」を
模範とするよう命じた。

そのような経緯もあり、この曲には使用楽器の
種類や楽章の構成など、多くの点で
ベートーベンの「七重奏曲 作品20」からの
影響がみられる。

完成後、ただちにトロイヤー伯爵の宮廷で
初演されたはずだったが、公式には1827年
4月16日にウィーン音楽協会の定期演奏会で
初演された。

第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、クラリネット、
ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ホルン、
ファゴットの楽器編成で、6つの楽章からなり、
1時間ほどを要する作品である。

       第1楽章 Adagio - Allegro
       第2楽章 Adagio
       第3楽章 Allegro vivace - Trio
       第4楽章 Andante - con variazioni
       第5楽章 Menuetto - Allegretto - Trio
       第6楽章 Andante molto - Allegro



       (演奏) ムローヴァ・アンサンブル
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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