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...... 2019年02月28日 の日記 ......
■ 《 台本・振付・主役 》   [ NO. 2019022801-1 ] e_or

【 バレエ音楽「遊戯」】

ドビュッシー,クロード・アシル〔仏〕
(1862.08.22〜1918.03.25) 55歳 大腸癌

ニジンスキー,ヴァスラフ 〔露〕
(1890.02.28〜1950.04.11) 60歳    



バレエの世界で、伝説的存在である
ニジンスキーは、129年前の2月28日に
ポーランド人の両親のもと、キエフで生まれた。

ペテルグルグ帝室舞踊学校出身で、
18歳のときにモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」中の
バレエ場面でデビューし、翌年にディアギレフの
ロシアバレー団に参加して、圧倒的人気を得た。

10年後、精神異常のため引退し、その後
30数年間精神病院を転々としたが、1950年に
スイスで60年の生涯を閉じた。

ドビュッシーの最後の管弦楽曲(バレエ音楽)
となった「遊戯」 は、ディアギレフの依頼により
1912年に作曲した。

ディアギレフと振付のニジンスキーが考案した
「テニスをする3人の男女の恋の駆け引き」が
テーマになっている。

躍動するスポーツの世界が取り入れられ、
静かな情景の中で演じられる3人の若者の
動きがボールの動きと共に全曲につづられている。

シナリオは夕暮れの庭園。

テニスボールがなくなって、一人の青年と二人の
娘がボールを探しに登場する。
幻想的な光を3人に投げかける大きな電燈の
人工的な照明は、子供じみた遊びを思い付かせる。
隠れん坊をしたり、鬼ごっこをしてみたり、口喧嘩を
したり、わけもなく拗ねたりするのである。
夜は暖かく、夜空は青白い光に染まっている。
3人は抱きしめ合う。
ところが、誰かの手をすり抜けたもう一つの
テニスボールが投げ込まれると、魔法は消える。
3人の男女は、驚き慌てて夜の庭園へと姿を消す。

1913年5月15日に完成間もないパリの
シャンゼリゼ劇場で初演された。



       (管弦楽)フランス国立放送管弦楽団
       (指揮) ジャン・マルティノン
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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