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...... 2019年02月03日 の日記 ......
■ 《 弟のために》   [ NO. 2019020301-1 ] e_ch

【 協奏的変奏曲 ニ長調 Op. 17 】

メンデルスゾーン,ヤーコブ・ルードヴィヒ・
              フェリックス 〔独〕
(1809.02.03〜1847.11.04) 38歳  



メンデルスゾーンは210年前の2月3日に
裕福な銀行家の長男としてハンブルクで生まれた。
ユダヤ系ドイツ人の家系で、父は銀行家、
祖父は哲学者、ゾロモン家出の母はベルリンの
ユダヤ系銀行家の娘だった。

子どものころから、オーケストラの演奏が
できるような邸宅に住み、幸福な音楽家の
一生だったともいえるのだが、1847年に仲の
良かった姉ファニーの死が過労の神経にこたえ、
38歳の若さで短い生涯を終えてしまった。

そして6年後に彼の良き妻だったセシルも、
34歳の若さで結核のためあとを追っている。

メンデルスゾーンは作曲家としてはまれにみる
多幸な生涯で、多くの作品を書いた。

1829年の初めに完成した
「協奏的変奏曲 ニ長調」は、チェロとピアノのための
作品で、チェロの演奏に優れていた3歳年下の
弟のパウルに捧げられた。
当時16歳だったパウルの技量に合わせてか、
チェロのパートは比較的易しく書かれている。

ロマン溢れる主題の後、8つの変奏と
コーダが続く。



         (チェロ) リン・ハレル
         (ピアノ) ブルーノ・カニーノ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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