【 音楽に捧げる歌 】
シャブリエ,アレクシス・エマニュエル 〔仏〕
（1841.01.18〜1894.09.13） 53歳
シャブリエは、１７８年前の１月１８日に
フランス中部のオーヴェルニュ地方で生まれた。
１６歳ごろからピアノを学んだが、一家がパリに
移るとともに、同地で法律を学び、学位をとった。
若き日の１９年間はフランス内務省の
官吏となったが、その間も音楽の勉強をし、
作曲活動もしていた。
優れた芸術家が集う１９世紀後半のパリで
活躍したシャブリエは、交友の範囲は広く、
サンサース、マスネー、デュパルクなどの
音楽家だけでなく、印象派の画家マネ、モネ、
ルノアール、セザンヌなどとも親交を結んでいた。
アマチュアとして歩んだその経歴から、
どの楽派にも属することなく
より自由な作品表現と機知に満ちた
大胆で斬新な音の世界を作り上げた。
作曲家として再出発したわずか１４年後の
１８９４年に、パリで５３歳で世を去ったため、
彼が残した作品は多くはない。
ピアノ小品や歌曲、舞台音楽を中心に
才能を発揮した。
１８９０年の作品の「音楽に捧げる歌」は
友人宅の新築披露パーティのために書かれた。
女声合唱が「おー女神よ，音楽を讃えよう」と
歌い始め、続いてソプラノ独唱が
「この住まいをあなたに捧げます。
家族が心和む一瞬を与えられ、時を忘れ
暮らせるようお守りください」と続く。
（ソプラノ） バーバラ・ヘンドリックス
（合唱） トゥールーズ・ミルピレネー合唱団
（管弦楽）トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
（指揮） ミシェル・プラッソン
♪ 私が聴いた音源 ♪
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