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...... 2019年01月13日 の日記 ......
■ 《 ボリスゴドノフ 》   [ NO. 2019011301-1 ] e_or

【 劇付随音楽「皇帝ボリス」序曲 】

カリンニコフ,ヴァシリ・セルゲイヴィチ〔露〕
(1866.01.13〜1901.01.11) 34歳 結核



カリンニコフはロシアのオリョーリ県で生まれた。
その48年前にイワン・ツルゲーネフが
同地で生まれている。

幼少のころから音楽の才能を発揮し、
18歳の時からモスクワ音楽院で学んだが、
父は地方公務員で豊かな暮らしではなく、
彼はファゴットやヴァイオリンを演奏して
収入を得ていた。

26歳のとき、チャイコフスキーに出会い、
彼の助力で、歌劇場の指揮者に就任したが、
その数年前に結核にかかっていて、
十分な音楽活動ができなかった。

ラフマニノフの経済的、精神的な援助を受け、
療養のためクリミヤのヤルタに移ったが、
35歳の誕生日を目前に118年前の1月11日に
同地で34年の生涯を閉じた。

作風は前年に生まれたグラズノフと共通する
ところが多く、ロシア民族主義と西洋ロマン主義が
融合し、ロシア的な美しい旋律と色彩的な
管弦楽の用い方が特徴である。

「皇帝ボリス」は、モスクワのボリショイ劇場で
上演された劇への付随音楽として作られた。

「皇帝ボリス」とは、ムソルグスキーのオペラ
「ボリスゴドノフ」で、この序曲からはロシア皇帝の
権威と華やかさが感じられる。



    (管弦楽)スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
    (指揮) ネーメ・ヤルヴィ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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