＊ ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート 2015 ＊
今年は「ワルツ王」シュトラウス一家４人の作品がそろい踏み。
指揮者は５度目の登場となる、巨匠・ズービン・メータ。
プ ロ グ ラ ム
「ウィーンの朝・昼・晩」序曲
フランツ・フォン・スッペ作曲
ワルツ「東洋の物語」作品444
ヨハン・シュトラウス作曲
ポルカ「ウィーンの生活」作品218
ヨーゼフ・シュトラウス作曲
ポルカ「人が笑い生きるところ」作品108
エドゥアルト・シュトラウス作曲
ワルツ「オーストリアの村つばめ」作品164
ヨーゼフ・シュトラウス作曲
ポルカ「ドナウのほとりから”」 作品356
ヨハン・シュトラウス作曲
「常動曲」作品257
ヨハン・シュトラウス作曲
「加速度ワルツ」作品234
ヨハン・シュトラウス作曲
「電磁気ポルカ」作品110
ヨハン・シュトラウス作曲
ポルカ「蒸気をあげて」作品70
エドゥアルト・シュトラウス作曲
ワルツ「エルベ川にて」作品477
ヨハン・シュトラウス作曲
「アンネン・ポルカ」作品117
ヨハン・シュトラウス作曲
「シャンペン・ギャロップ」 作品14
ハンス・クリスチャン・ロンビ作曲
「学生ポルカ」作品263
ヨハン・シュトラウス作曲
「自由行進曲」作品226
ヨハン・シュトラウス（父）作曲
ワルツ「酒・女・歌」作品333
ヨハン・シュトラウス作曲
ポルカ「粋に」 作品221
エドゥアルト・シュトラウス作曲
「美しく青きドナウ」作品314
ヨハン・シュトラウス作曲
「ラデツキー行進曲」作品228
ヨハン・シュトラウス（父）作曲
（管弦楽）ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
（指揮） ズービン・メータ
（バレエ）ウィーン国立バレエ団
〜ウィーン楽友協会から中継〜
【「自由行進曲」作品226 】
１８４８年フランスに二月革命に始まる民主主義運動は
ウィーンにも飛び火し、三月革命となった。
学生歌も引用されたこの曲は、その革命と
関連があるといわれている。
【 ラデツキー行進曲 作品228 】
オーストリアの名称軍ラデツキーの勝利を祝い
１８４８年に発表した。
毎年、拍手とともに賑やかにコンサートを締めくくる作品。
ヨハン・シュトラウス,バプティスト 〔墺〕
（1804.03.14〜1849.09.25） 45歳 猩紅熱
「美しく青きドナウ」など、多くのワルツを作曲した
〈ワルツ王〉ヨハン・シュトラウスの父で
〈ワルツの父〉と呼ばれたヨハン・バプティスト・
シュトラウスはウィーンで生まれた。
家はビール販売と旅館経営をしていたので、店で
演奏する楽員からヴァイオリンを贈られたことから、
興味を持ち勉強した。
後に、弦楽オーケストラを組織し、ウィーンの人たち
から人気を得て、演奏旅行をするまでになった。
大衆音楽家として愛され、パリでは
フランス国王から賞賛された。
ロンドンでは、ヴィクトリア女王の戴冠式を、
ワルツ「ヴィクトリア」作品１０３を捧げて祝っている。
４０歳のときに、息子のヨハンが楽団を組織したが、
以前から自分のような職業につくことを
反対していて、妻と別居をし息子を勘当した。
そして、翌年妻と離婚し、エミーリエと再婚した。
５年後、２人の間に出来た子どもから猩紅熱を
感染して世を去ることになるのだが・・・
シュトラウス一世は、ワルツの他に行進曲や
ポルカなど、多くの作品を作曲したが、ウィーン風の
演奏様式の開拓など、ワルツに関する功績は大きい。
そして、宮廷をはじめとする上流社会に
古いメヌエットに代わってワルツを流行させ、
ポルカなどもウィーン的な洒落た洗練された味のものに
衣替えさせた。
その作品全部は、息子のシュトラウス二世によって、
編集されている。
1/2 スッペ,フランツ・フォン
ロンビ,ハンス・クリスチャン
1/3 ヨハン・シュトラウス二世（長男）
1/4 ヨーゼフ・シュトラウス（次男）
1/5 エドゥアルト・シュトラウス（３男）
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