 【 ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op. 9 】
ベネット,ウィリアム・スタンデール 〔英〕 (1816.04.13〜1875.02.01) 58歳

イギリスの作曲家のベネットは209年前の4月13日に オルガニストの父の子としてシェフィールドで生まれた。 幼くして父が急死したため、ケンブリッジの祖父に 引き取られて音楽の手ほどきを受けた。
8歳のときに礼拝堂の聖歌隊員に、 10歳で王立アカデミーに入学した。
20歳から26歳のころにかけてドイツを訪れ、 メンデルスゾーンと親交を深めた。 ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏会では 「ピアノ協奏曲 第3番」を上演したが、 シューマンは熱狂的に称賛している。
シューマンの「交響的練習曲 作品13」は ベネットに献呈している作品である。
ヨーロッパ大陸での活躍は、イギリス帰国後の ベネットの地位を高めた。
ロンドンに住み、作曲活動に専念したベネットは 歌劇を除く多くの作品を遺しているが、 公職が多忙となった後半生の作品は少ない。
54歳のときにオックスフォード大学より 名誉博士号を送られ、翌年にはナイトに列せられた。 賞金は王立音楽アカデミーの奨学金の 基金として寄付された。
死の直前まで作曲活動をしていたが、 1875年にロンドンの自宅で58年の生涯を閉じた。
第1楽章 Allegro moderato 第2楽章 Romanza Andante espressivo 第3楽章 Scherzo : Allegro agitato

(ピアノ)マルコム・ビンス (管弦楽)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ニコラス・プレイスウェイト ♪ 私が聴いた音源 ♪
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