 【 ハープ協奏曲 Op. 25 】
ヒナステラ,アルベルト 〔アルゼンチン〕 (1916.04.11〜1983.06.25) 67歳

ラテンアメリカでもっとも重要なクラシックの 作曲家の一人であるヒナステラは、109年前の 4月11日にブエノスアイレスで生まれた。
この地の音楽院で学び、1945年からは アメリカ各地を旅行し、アメリカの風土に目指した 音楽を書いたコープランドの薫陶を受けた。
帰国後は、音楽の普及や発展のための国際組織の 現代音楽協会のアルゼンチン支部の設立に 奔走するなど、アルゼンチン音楽界の 中心人物として活躍した。
教育にも力を注ぎ、多くの弟子を育てている。 現代的な感覚のタンゴで有名な アストル・ピアソラもその一人である。
ヒナステラはその時々に作風を様々に変化させていて、 アルゼンチンに伝わる民族音楽をベースにしながらも 現代音楽の諸法を大胆に取り入れ始めたころの 作品に「ハープ協奏曲」も含まれる。
グリッサンドやアルペジオといったハープが 得意とする演奏技法に加え、ハープを 打楽器的にも使っている。 第3楽章の冒頭にハープ独奏による カデンツァがおかれている。
1965年にスペインのハープ奏者の ニカノル・サバレータとユージン・オーマンディ指揮、 フィラデルフィア管弦楽団で初演された。
第1楽章 Allegro giusto 第2楽章 Molto moderato 第3楽章 Liberamente capriccioso - Vivace

(ハープ)グザヴィエ・ドゥ・メストレ (管弦楽)ウィーン放送交響楽団 (指揮) ベルトラン・ド・ビリー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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