 【 交響曲 第48番 ハ長調「マリア・テレージア」 Hob,I:48】
ハイドン,フランツ・ヨーゼフ 〔墺〕 (1732.03.31〜1809.05.31) 77歳

ハイドンは293年前の3月31日にオーストリアの ニーダーエースターライヒ州ローラウで 車大工の子として生まれた。 音楽好きの家庭で、幼少のころからすぐれた 音楽の才能を示した。
29歳になった1761年から、エステルハージ家での 長い多忙な宮廷生活が始まり、5年後に 宮廷楽長となった。 温厚で勤勉なハイドンは、楽員の人望を集め、 当主の信頼も厚かった。
生活は完全に保証されていたが、自由のない 窮屈な毎日を強いられていた。 しかしその間に、膨大な数にのぼる交響曲、 協奏曲、室内楽を作曲し、大作曲家としての 名声を得た。
「交響曲の父」とよばれているハイドンは、 104曲にのぼる交響曲を作曲している。
「交響曲 第48番」は1773年に当時 ハイドンが仕えていたエステルハージ家を マリア・テレジア皇后が訪問した際に 歓迎行事の2日目に演奏された。
マリア・テレジアの臨席にふさわしい 管弦楽の壮麗な楽想で第1楽章が始まる。
マリア・テレジアはハプスブルク家に生まれ、 オーストリアの女帝ともいわれた。 マリー・アントワネットの母親にもあたり、 ハプスブルク家の膨大な遺産を相続すると 共に神聖ローマ皇帝フランツ1世の后として 大きな力を発揮した。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Adagio 第3楽章 Menuetto: Allegretto 第4楽章 Finale: Allegro

(管弦楽)エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団 (指揮) フランス・ブリュッヘン ♪ 私が聴いた音源 ♪
交響曲 第45番 嬰へ短調「告別」 は 3月30日に掲載
|
|