 【 15のカプリース Op. 44 】
シンディング,クリスチャン 〔ノルウェー〕 (1856.01.11〜1941.12.03) 85歳

シンディングは、169年前の1月11日に コングスブルグで生まれ、オスロで 85年の生涯を閉じた。 彼はノルウェーの生んだグリーグに続く秀でた 重要な作曲家で、ノルウェー音楽の黄金時代の 偉大な作曲家の一人と考えられている。
最初ヴァイオリンを学んでいたが、ライプチヒ音楽院に 入学してから作曲に取り組み始めた。 ライプチヒ音楽院は、メンデルスゾーンによって 1843年に設立され、シューマンやレーガー、 グリーグなども教えていた。
シンディングの作品は、グリーグ風な 国民主義的色合いを持つが、グリーグほど 民族性は強くあらわれていない。 交響曲、管弦楽曲、協奏曲、室内楽、歌曲など 広範囲にわたってかなり多くの作品を残している。
ドイツロマン主義音楽の影響を大きく受けたので、 ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスの影響を 色濃く現している。
1898年に作曲した「15のカプリース 作品44」は、 短い15曲からなる叙情的なピアノ曲である。

(ピアノ)フリードリヒ・ヘリッケ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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