【 パガニーニアーナ Op. 65 】
カセルラ,アルフレッド 〔伊〕
（1883.07.25～1947.03.05） 64歳
作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍した
カセルラは１４１年前の７月２５日にトリノで生まれた。
父はチェリスト、母は優れたピアニストで、
彼は幼児のころから厳格な母の訓練を受けた。
１３歳のときに母と共にパリに移り、
国立音楽院に入学後から作曲に専念した。
第一次世界大戦の勃発のため、１９１５年に
故国に帰りイタリア現代音楽協会を作った。
１９３２年にサンタ・チェチリア音楽学校の
教授となったが、演奏活動も続けながら
多くの作品を書いた。
初期はシュトラウス、マーラーの影響が
濃かったが、フォーレに学んでからは、
古典的な作風に転じた。
その後、戦争の恐怖と不安でやや混乱したが、
１９１８年から５年間深くイタリア古典に没頭し、
イタリアの作曲家のスカルラッティや
パガニーニなどによる曲を書いた。
「スカルラッティアーナ」（１９２６年）
「パガニニアーナ」（ １９４２年）
の作品がそれである。
カセルラは聡明博識で、強い組織力を持ち、
指揮者として現代イタリアの稀にみる存在だった。
Ⅰ. Allegro agitato
Ⅱ. Polacchetta: Allegretto moderato
Ⅲ. Romanza: Larghetto cantabile amoroso
Ⅳ. Tarantella: Presto molto
（管弦楽）ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
（指揮） グイド・カンテッリ
♪ 私が聴いた音源 ♪
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