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...... 2024年07月02日 の日記 ......
■ 《 オペラの改革者 》   [ NO. 2024070201-1 ] or

【 バレエ組曲 第1番(モットル編曲)】

グルック,クリストフ・ヴィリバルド 〔オーストリア〕
(1714.07.02〜1787.11.15) 73歳 脳溢血



オペラの改革者として歴史に名を残したグルックは、
310年前の7月2日にオーストリアで生まれた。
父親は大貴族に仕えた森林官で、一族で音楽家に
なった者も、その他の芸術に従事した者もいない。

彼は、オペラの改革者として知られているが、
最初教会音楽とイタリア音楽のスタイルを学んだ。
このころ聴いたイタリアふうオペラに強い
刺激を受け、後にオペラ作曲に意欲を燃やした。

当時のイタリア式オペラは、歌手たちの技巧を
競うもので、芸術的に価値の乏しいものが多かった。
グルックは、劇と音楽の完全な融合を考え、
オペラ改革を目指した。

グルックが一挙に名声を獲得したのは、
かつて彼の生徒であったフランス王妃
マリー・アントワネットのお声がかりもあって、
1779年にウィーンを出、パリで
「アウリスのイフィゲニア」を指揮し、
異常な成功をおさめたときである。

晩年は、ウィーンで楽壇の大御所として
安らかな日々を送ったが、1787年11月15日に
脳溢血で73歳の生涯を閉じた。

彼は多くのオペラを作曲したが、現在その作品が
上演される機会は少ない。
演奏会で取上げられるグルックの管弦楽曲としては、
「グルック=モットルの舞踊組曲」と
名付けられたものがある。

長年にわたってワーグナーの助手をつとめ、
没後も各地でその作品を上演したモットルが、
グルックの劇音楽の中から、優れた器楽曲を選び出し、
古典組曲の型に編んだのが「バレエ組曲第1番」である。

1.導入部と愉快な歌       
2.天国の祝福された精霊たちの踊り
3.ミュゼット          
4.愉快な歌とシチリアンヌ    

2の「天国の祝福された精霊たちの踊り」の
「メヌエット」は、グルックの作品中最も有名な曲で
「オルフェウス」の第2幕、第2場で踊られる
よく知られたメロディーである。





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