 【 五重奏曲 変ロ長調 】
リムスキー=コルサコフ,ニコライ・ アンドレイェヴィチ 〔露〕 (1844.03.18〜1908.06.21) 64歳 狭心症

若き日のリムスキー=コルサコフは、海軍士官として 遠洋航海も経験しているが、「五重奏曲 変ロ長調」を 作曲した32歳の1876年ころは現役を離れ、 軍楽隊の音楽監督を務める一方、 サンクトペテルブルク音楽院の作曲科教授として 過ごしていた。
教授の職は自身、身の程知らずに引き受けてしまった と語るように、当時は十分な知識はなかったようで、 就任以降猛烈に勉強をやり直した。
リムスキー=コルサコフの晩年は、音楽院の 教授を勤めながら、海軍軍楽隊の指揮者として、 宮廷礼拝堂の副指揮者として活躍した。
音楽院教授としての34年間の在職中には 数えきれないほど多くの弟子を養成したが、 最晩年に狭心症を患っていて、116年前の 6月21日にペテルブルクで64歳の生涯を閉じた。
ピアノ、フルート、クラリネット、ホルン、 ファゴットのための「五重奏曲 変ロ長調」は、 ロシア音楽協会が主催するコンクールのために 書かれた作品で、優勝は逃したものの、 その後行われたコンサートでは大好評を博した。
第1楽章 Allegro con brio 第2楽章 Andante 第3楽章 Rondo - Allegretto

(ピアノ)イヴァン・クランスキー (演奏) プラハ管楽五重奏団 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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