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...... 2024年03月16日 の日記 ......
■ 《 木管五重奏 》   [ NO. 2024031601-1 ] ch

【 ユモレスク 変ロ長調 】
         
ツェムリンスキー,アレクサンダー・フォン 〔オーストリア〕
(1872.10.04〜1942.03.16) 69歳 肺炎
        

           
作曲家、指揮者、教師として活躍したツェムリンスキーは、
1872年にウィーンで生まれた。
父はボヘミア系のカトリック教徒だったが、彼は幼年期に
ユダヤ教徒として、シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)で
オルガンを演奏していた。

12歳のときに入学したウィーン音楽院を卒業後、
ウィーン国立歌劇場の指揮者をつとめたが、
その後はマンハイムやプラハなどで、ドイツ・オペラの
指揮者として名声を得、ベルリン国立歌劇場における
活動は、彼の名を一層高めた。

その間、マーラーを名誉会長とする作曲家集団に
加わり、若い世代の音楽家に大きな影響を与えた。

彼が作曲を指導した才媛アルマと恋仲になったが、
アルマがマーラーと出会って結婚をしたことから、
二人の仲は終わりを告げた。

シェーンベルクとは親友としてお互いを認めあって
いたが、ツェムリンスキーが対位法を教えたことから、
シェーンベルクの唯一の師となった。
後に、ツェムリンスキーの妹のマティルダは
シェーンベルクと結婚した。

ナチスの台頭後、それを避けて1938年アメリカに
亡命したが、英語が分からず、心臓発作にも悩まされて、
作曲活動が出来なかった。
4年後の3月16日、誰からも顧みられることもなく
肺炎のためニューヨーク州ラーチモンドで世を去った。

彼の初期の作品は、親交があったブラームスの影響が
認められるが、後の作品ではワーグナーや
マーラーからも影響を受けている。

アメリカに渡った後の1941年ごろに書かれた
「ユモレスク」は、フルート、オーボエ、
クラリネット、ホルン、ファゴットによる
木管五重奏のためのロンドである。



ー ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団 ー

(フルート)  ミヒャエル・ハーゼル   
(オーボエ)  アンドレアス・ヴィットマン
(クラリネット)ヴィルター・ザイフェルト 
(ホルン)   ハーガス・マクウィリアム 
(ファゴット) マリオン・ラインハルト  
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





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