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...... 2023年08月22日 の日記 ......
■ 《 フランス的な作曲家 》   [ NO. 2023082201-1 ] ch

【 チェロ・ソナタ ニ短調 】
         
ドビュッシー,クロード・アシル 〔仏〕
(1862.08.22〜1918.03.25) 56歳 大腸癌
           

             
「近代音楽の父」といわれるドビュッシーの
祖先はブルゴーニュの出で、代々農業や
手工業に従事していた。

祖父はパリに生まれパリで死んだ指物師だった。
その長男として生まれたドビュッシーの父は、
サン=ジェルマン=アン=レーに陶器の製造販売の
店を出していたとき、長男として生まれたのが
ドビュッシーで161年前の8月22日のことだった。

彼は幼いころのことを語りたがらなかったといわれ、
幼年時代のことは不明なところが多いが、
幼い頃から音楽に驚くべき才能を発揮したようだ。

「フランス的」な作曲家のドビュッシーは、
フランス印象主義音楽を創始した大家でもあり、
モネ、マネーやルノアールなどフランス印象派の
画家たちの新しい手法や、ヴェルレーヌなどの
印象派の詩人たちの洗練された作詩法から
多くの影響を受け、音楽の分野で
新しい傾向の作品を創造した。

ドビュッシーの室内楽作品は、数少なくて
初期の作品の「弦楽四重奏曲 ト短調」と晩年に書いた
3つのソナタ(「フルート・ビオラ・ハープのためのソナタ」
「ヴァイオリン・ソナタ」「チェロ・ソナタ」)だけである。

彼が死の3年前の1915年に最後に取り組み、全てを
完成することが出来なかった6曲のソナタの
第1番が、3楽章からなる「チェロ・ソナタ」である。

ストラヴィンスキーに宛てた手紙には、聴くための
努力を強制しないフランス古来の形式を、極めて
優雅に用いた作品だと述べている。

第1楽章ープロローグ、第2楽章ーセレナードは
チェロの無気味なピチカートで始まる幻想曲風で、
「死への恐怖」をあらわそうとしたという。
そして中断されず、第3楽章ー終曲へと
続けて演奏される。



(チェロ)イヴァン・シフォロー
(ピアノ)ジャン・ユボー   
     ♪ 私が聴いた音源 ♪





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