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...... 2023年01月04日 の日記 ......
■ 《 お礼として 》   [ NO. 2023010401-1 ] or

【 大学祝典序曲 Op. 80 】
       
ブラームス,ヨハネス 〔独〕
(1833.05.07〜1897.04.03) 63歳  肝臓病
       

          
ブラームスの管弦楽曲の中で最も広く愛好されている
「大学祝典序曲」は、彼が「笑う」序曲と
言ったといわれ、非常に快活で、ユーモラスで、
陽気な作品で、47歳のときに作られた。

前年に、ドイツのプレスラウの大学から名誉博士の
称号を受け、そのお礼として書いたものである。

誰にでも親しまれていた「われらは立派な校舎を
建てた」「国の親父」「新入生の歌」「ガウデアームス」
の4つの学生歌をつづり合わせた接続曲だが、
4曲はみな性格が違っている。

この序曲が名曲となったのは、それぞれに違う学生歌に
自作の主題を入れ、すぐれた技巧を十分に用いて
全体を1つのものとしてまとめあげていることにある。

管弦楽としては大きな楽器編成で、特にシンバル、
トライアングルなど打楽器が多いのも特徴の曲である。

ブラームスは、この「大学祝典序曲」と同時に
「悲劇的な序曲」も作曲していて、この2曲は
ピアノ4手用にも編曲し、シユーマンの夫人クララの
誕生日の9月13日に贈った。

この輝かしい序曲を、その日の朝受け取った
シューマンの妻クララはすぐに稽古をして、
夕方にはブラームスと一緒に演奏したといわれているが、
公開の初演は翌年(1881年)の1月4日に行われた。



(管弦楽)ボストン交響楽団     
(指揮) セルゲイ・クーセヴィツキー
      ♪ 私が聴いた音源 ♪




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