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...... 2022年10月11日 の日記 ......
■ 《 宗教音楽 》   [ NO. 2022101101-1 ] v

【 詩篇 第150番 ハ長調 】
           
ブルックナー,アントン 〔墺〕
(1824.09.04〜1896.10.11) 72歳
           

               
ブルックナーの父は、彼が13歳のときに
病気でなくなったが、父と同じ教師として、
学校に勤めながら音楽の勉強をした。

彼は敬虔なカトリック信者で、子供のような
純真な心情をもっていて、物質生活は質素で、
まったく世俗を超越した芸術生活を送り、
生涯独身を通した。

30歳を過ぎてから和声楽、体位法、管弦楽法、
楽式論といった作曲理論を本格的に学んでいるが、
音楽史のなかで珍しい存在だといわれている。

彼の音楽が世人に認められ、その名声が内外に
高まったのは、60代に入ってからだった。
人生の黄昏どきともいえる時期に入って、
あたかも落日が壮大な残照を残すかのように、
すばらしい傑作を生み出していった。

しかし、次第に健康状態が悪化し、
68歳のときにウィーンの宮廷オルガン奏者を、
70歳のときに音楽院の教授を退職した。

オーストリア皇帝からたまわった、ウィーンの
シェーンブルンの家で永遠の眠りについたのは、
126年前の10月11日のことで、葬儀は
ウィーンの全市民層の参加による盛大なものだった。

大宗教曲「テ・デウム」を作曲した8年後に書いた
「詩篇 第150番」は、「テ・デウム」と共に
彼のジャンルの傑作にあげられる。

1892年に完成し、その年に初演された。
神を力強く讃える歌で、歌詞はルター訳による
ドイツ語で書かれていて、ソプラノ、混声4部合唱、
管弦楽のためのものである。



(ソプラノ)マリア・シュターダン       
(合唱)  ベルリン・ドイツオペラ合唱団   
(管弦楽) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)  オイゲン・ヨッフム        
            ♪ 私が聴いた音源 ♪




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