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...... 2022年05月19日 の日記 ......
■ 《 前衛作曲家 》   [ NO. 2022051901-1 ] sy

【 交響曲 第3番「キャンプ・ミーティング」】
           
アイヴズ,チャールス・エドワード 〔米〕
(1874.10.20〜1954.05.19) 79歳
        

            
アメリカ現代音楽のパイオニアのアイヴスは、
南北戦争時の軍楽隊で、バンドマスターを勤めていた
父から最初の音楽教育を受けた。

エール大学で学んだ後、ニューヨークの保険会社の
仕事をしながら、作曲や教会のオルガニストを勤めた。
44歳のときに心臓発作を起こすまで、
多くの作品を書いたが、生前はその作品は無視され、
演奏されることはあまりなかった。

アイブスは前衛的な作曲家で、作風は実験精神に
貫かれていて、無調、多調、微分音を使っている。
不協和音、リズムの複雑さなど、演奏を困難とした。
彼にとって「素敵nice」は、音楽を評価するうえで、
忌わしい言葉の一つだった。

しかし、多くのアメリカの流行歌や聖歌、童謡を
引用し、親しみやすく郷愁を感じさせるものも多い。

51歳になると隠遁生活に入り、68年前の
5月19日ニューヨークで79年の生涯を閉じた。

1904年に作られた第3交響曲は、1946年に
初演され、翌年ピュリッツァー賞を受賞した。

3楽章からなり、原曲は教会用のオルガン曲で、
賛美歌からの引用が多い。
キャンプの集いの印象に刺激されて作られ、
それぞれ標題がついている。
キャンプとはいっても、宗教性の高い行事で
「野外の伝道集会」である。

   第1楽章 Old Folks Gatherin’(懐かしき仲間の集い)
   第2楽章 Children's Day (子どもたちの日)
   第3楽章 Communion (聖餐式)



(演奏)オルフェウス室内管弦楽団
      ♪ 私が聴いた音源 ♪




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