【 序曲「命名祝日」Op. 115 】 ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔独〕 (1770.12.17〜1827.03.26) 56歳
ベートーベンが作曲した作品の中で劇音楽とは別に、 独立した序曲は、1807年に作曲した 「コリオラン 」と「命名祝日」の2曲だけである。
「命名祝日」という題名はベートーベンが原稿に 書き込んでいる「1814年ぶどう収穫の月一日、 われらの皇帝の命名日の夕べに」という上書きにより、 後から与えられたものである。
しかし、オーストリア皇帝フランツ二世の 命名祝日に当たる1814年10月4日前後には 演奏されず、初演されたのは翌年の1815年 12月25日にウィーンの聖マルクス市民病院の 基金募集のために催された大仮装舞踏会で、 そのときは「序曲」として演奏された。
1818年に演奏されたときは「狩」という 標題がつけられていた。
1826年6月に「大オーケストラのために作られた ハ長調の大序曲」という題で出版されている。
この曲は、リトアニアの貴族ラジヴィル公爵に 捧げられた。
(管弦楽)コンセール・ラムルー管弦楽団 (指揮) イーゴリー・マルケヴィチ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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