 【 ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563 】
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳

モーツァルトは、「ディヴェルティメント」を 30曲近く作曲しているが、今日演奏される曲は数少ない。 「セレナード」「カッサシオン」とともに、 当時主として貴族や富豪のための娯楽音楽で、 特に「ディヴェルティメント」は、室内で食事の時に 演奏されるものが多かった。 編成も小さく、楽想も屈託がないものが要求された。
「ディヴェルティメント」は、十八世紀中期に あらわれた大体6楽章からなる一種の器楽組曲で、 十八世紀後半に栄えたが、その後室内楽に吸収された。
モーツァルトが作曲した「ディヴェルティメント」の 最後の作品が「変ホ長調 K.563」だが、 この曲は弦楽3重奏のために書かれた。
しかし、構造は6楽章からなり、楽想も通例の 室内楽と比べるとはるかにのびのびとしている。
フリーメイスンに属していた、ウィーンの富豪 プフベルクのために、1788年9月27日に ウィーンで作曲された。
第1楽章 Allegro ソナタ形式 第2楽章 Adagio 変形ソナタ形式 第3楽章 Menuetto:Allegretto 三部形式 第4楽章 Andante 主題と4変奏 第5楽章 Menuetto:Allegretto 三部形式 第6楽章 Allegro ロンド風ソナタ形式

(ヴァイオリン)ペーター・ヴェヒター (ヴィオラ) マルティン・レンベルク (チェロ) ローベルト・ノージュ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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