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...... 2021年05月15日 の日記 ......
■ 《 独特の作風 》   [ NO. 2021051501-1 ] or

【 交響的前奏曲「遠き王女」Op. 4 】

チェレプニン,ニコライ・ニコラエヴィチ〔露〕
(1873.05.15〜1945.06.27) 72歳



指揮者、作曲家として活躍したチェレプニンは、
148年前の5月15日にペテルブルクで生まれた。
はじめは法律を学んだが、後に音楽に転じて
ペテルブルク音楽院に入り、リムスキー・コルサコフに
作曲を師事した。

卒業後は、パリでディアギレフのロシアバレエ団の
指揮者をつとめた。
第一次世界大戦の勃発により帰国したが、
ロシア革命の後パリに移り定住し、この地で
72年の生涯を閉じた。

チェレプニンの作風はロシア国民楽派の伝統と、
フランス印象派のスタイルを融合した
独特のものだが、 R.コルサコフやボロディン、
チャイコフスキーの影響を受けている。

プロコフィエフは、チェレプニンに作曲を、
エシポワ夫人からもピアノを学んでいる。

「交響的前奏曲 Op. 4 」は、
「ロスタンの遠き王女への前奏曲」とよばれ、
1896年に作曲された。
チェレプニン初期の作品で、映画「ミルクのお値段」に
使われた魅力的な曲である。

「遠き王女」はフランスの作家エドモン・ロスタンの
戯曲で、プロヴァンスの詩人が王女メリザンドを
探し求めてオリエントを旅するという
ロマンティックな物語りが描かれている。
「ロスタンの遠き王女への前奏曲」は、
この戯曲のために書かれた。



(管弦楽)ロシア・ナショナル管弦楽団
(指揮) ミハイル・プレトニョフ  
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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