[PREV] [NEXT]
...... 2021年01月28日 の日記 ......
■ 《カフカスの風景》   [ NO. 2021012801-1 ] or

【 組曲「コーカサスの風景」Op. 10 】

イッポリトフ=イヴァノフ,ミハイル 〔露〕
(1859.11.19〜1935.01.28) 75歳



イッポリトフ=イヴァノフは、ペテルブルク音楽院で
リムスキー・コルサコフに作曲を学んだ。
23歳で外カフカス、グルジアのティフリス音楽院長に
就任し、同地の管弦楽団の指揮者もつとめた。

34歳からはチィコフスキーの推薦で、モスクワ音楽院の
作曲科教授に就任し、後に同院長を務めた。
その後、ボリショイ劇場の指揮者として活動し、
86年前の1月28日にモスクワで75年の生涯を閉じた。

若い時期に外カフカスの民謡に深い興味をもったことが、
後に「グルジア民謡集」の集成となり、彼の代表作
となった組曲「カフカス(コーカサス)の風景」を
生むきっかけとなった。
他の作品も、アジア系民族の民謡を
素材としたものが多い。

コーカサスは、黒海とカスピ海の間にあり、
アルメニア、グルジア、アゼルバイジャンの
3カ国からなる。

絵画的な要素が豊かな、4曲からなる
「コーカサスの風景」は、 1894年に作曲され、
翌年の2月5日にモスクワのロシア音楽協会演奏会で、
作曲者自身の指揮により初演された。

全世界で愛され、管弦楽や吹奏楽などの演奏で
親しまれている曲である。

   第1曲 渓谷にて
       (コーカサスのダリ渓谷の美しい風景、
       そこを流れるテレク河のせせらぎ、駅馬車の笛の音、
       美しい懐古の調べが描写されている)

   第2曲 村にて
       (東洋風な優雅な詠嘆的な調べ、地方的な舞曲の
       リズムの村人の踊りの音楽)

   第3曲 たそがれ〜僧院にて
       (静かな祈りのようなアラビア風の旋律)

   第4曲 酋長の行列
       (東洋風なわびしさと華やかさをもった行進曲)



(管弦楽)フィラデルフィア管弦楽団 
(指揮) レオポルド・ストコフスキー
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: