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...... 2020年10月30日 の日記 ......
■ 《 秋の曲 》   [ NO. 2020103001-1 ] e_or

【 “秋の詩” 0p. 146 】

レスピーギ,オットリーノ 〔伊〕
(1879.07.09〜1936.04.18) 57歳  心臓病



類い稀なるオーケストレーションの名人として
知られているレスピーギの音楽は、彼の師の
リムスキー=コルサコフが鮮やかな水彩画とすれば、
彼は極彩色の油絵に例えられている。

限りなく永遠の都ローマを心から愛し続け、
演奏旅行以外はローマを離れることがなかった。

レスピーギは「古代ローマ帝国の復権」を訴えた
独裁者ムッソリーニの熱心な支持者だったが、
彼の死の翌月、ムッソリーニはエチオピア併合を宣言し、
2年後にはユダヤ人迫害が始まっている。

彼は、好んで古い音楽を現代的に生かした人で、
34歳のときにローマのサンタ・チェチリア音楽学校の
教授になって以来、同校の図書館で昔の作曲家の
作品を調べるのを楽しみとし、それらの中から
気に入ったものを自分の管弦楽法で
編曲することをしばしば行なっていた。

“秋の詩”はヴァイオリンと管弦楽のための作品で、
実り多い秋の充実感と徐々に寒さが増していく
秋の愁いをヴァイオリンが豊かに奏でる。
1920年から25年にかけて作曲した。



(ヴァイオリン)ユリヤ・フィッシャー      
(管弦楽)モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ヤコフ・クライツベルク        
         ♪ 私が聴いた音源 ♪
   




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