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...... 2020年06月24日 の日記 ......
■ 《 ドイツロマン派 》   [ NO. 2020062401-1 ] e_sy

【 交響曲 第10番 ヘ短調 Op. 213 “秋に” 】

ラフ,ヨーゼフ・ヨアヒム 〔スイス〕
(1822.05.27〜1882.06.24) 60歳



スイスのピアニスト、作曲家のラフは、
チューリヒ湖畔の町ラッヘンで生まれた。

23歳の年に、リストに出会い才能を認められ、
リストの演奏旅行についてドイツに行った。
その折、メンデルスゾーンや大指揮者の
ビューローと知り合った。

1949年にヴァイマルでリストの助手をつとめ、
その後ドイツ中西部の町ウィスバーデンで
作曲活動を行った。

晩年にはフランクフルトのホッホ音楽院の
院長を勤め、132年前の6月24日に同地で
60年の生涯を閉じた。

ラフの作風は、ドイツロマン派に属し、
歌劇や交響曲、室内楽など、幅広い分野に
多くの作品を残している。

交響曲は全部で11曲作曲したが、
最後の4曲には「春夏秋冬」にちなんだ
標題がつけられている。

第8番 イ長調 作品205“春の響き”(1875) 
第9番 ホ短調 作品208“夏に”(1878)   
第10番 ヘ短調 作品213“秋の時に”(1879)
第11番 イ短調 作品214“冬”(1876)   

この4部作の作曲が始まったのは1876年で、
この年はブラームスの支持者たちが会合していた
「交響曲第1番」がカールスルイエで初演された。

またブラームスと対抗するワーグナーファンに
とっても「ニーベリングの指環」全曲が
第1回バイロイト音楽祭で上演されたという
ロマン派音楽の世界にとっては記念すべき年だった。

「第10番 ヘ短調」は、4部作の最後に
書いていて、最晩年の作品である。

  第1楽章 Eindrücke und Empfindungen: Allegro moderato
  第2楽章 Gespenster - Reigen : Allegro
  第3楽章 Élégie: Adagio
  第4楽章 Die jagd der Menschen: Allegro



(管弦楽)フィルハーモニア・フンガリカ管弦楽団
(指揮) ウェルナー・アンドレアス・アルベルト 
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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