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...... 2020年02月03日 の日記 ......
■ 《 詩情豊かな作品 》   [ NO. 2020020301-1 ] e_ch

【 チェロ・ソナタ 第1番 変ロ長調 Op. 45 】

メンデルスゾーン,フェリックス 〔独〕
(1809.02.03〜1847.11.04) 38歳



メンデルスゾーンは、211年前の2月3日に
裕福な銀行家の子としてハンブルクで生まれた。
ユダヤ系ドイツ人の家系で、父は銀行家、
祖父は哲学者、ゾロモン家出の母はベルリンの
ユダヤ系銀行家の娘だった。

一家は、オーケストラの演奏ができるような
邸宅に住み、幸福な音楽家の一生だったとも
いえるのだが、1847年に仲の良かった
姉ファニーの死が過労の神経に堪え、
38歳の若さで短い生涯を終えてしまった。
クモ膜下出血と思われる症状だったようだ。

彼の良き妻だったセシルも、34歳の若さで
6年後に結核で彼のあとを追っている。

メンデルスゾーンはピアノとチェロのために
4曲作曲したが、ソナタは番号付きで2曲ある。

シューマンが賞賛したといわれる
「チェロ・ソナタ 第1番」は1838年に書かれ、
弟のパウルに捧げられた。
彼はアマチュアだったが、優れたチェロ奏者だった。

フランクフルトの牧師の娘のセシルと結婚したのは
前年のことで、そこはかとない幸福感が随所に
感じられる詩情豊かな作品となっている。

全体は古典派音楽の伝統的な書法が忠実に
守られていて、形式が整えられているだけでなく
輝かしい情熱や、抒情性などが随所に表れている。

         第1楽章 Allegro vivace
         第2楽章 Andante
         第3楽章 Allegro assai



        (チェロ)マリア・クリーゲル
        (ピアノ)クリスティン・メルシャー
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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