【 バイロイトの思い出 】
メサジェ,アンドレ 〔仏〕 (1853.12.30〜1929.02.24) 75歳
フランス近代の作曲家、指揮者のメサジエは、 166年前の12月30日にオーベルネ地方の モンリュソンで生まれ、パリで75年の生涯を閉じた。
サン=サーンス、フォーレにも師事している。 76年に作曲家協会に提出した交響曲が金メダルを 獲得し、コンセール・コロンヌで演奏された。
オペラやオペレッタの作曲で人気を集めたが、 指揮者として、「神々のたそがれ」「パルシファル」 など、ワーグナー作品のパリ上演を行なっている。
ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」の 初演には指揮者として演奏しこの曲を捧げられた。 24年にはディアギレフのロシア・バレエ団の 指揮もしている。 フォーレの後を継いで、教会のオルガン奏者もつとめた。
1908年から死ぬまでパリ音楽院管弦楽団の 監督をつとめ、この間、同管弦楽団と共に アメリカを訪れている。
師のフォーレがワーグナーの生地のバイロイトを 訪れた思い出を元に、メサジェと共作したのが ピアノ連弾用の作品 「バイロイトの思い出」で、 二人はピアノに並んで坐り、舞台祭典劇 「ニーベリングの指環」の主題を元にした 少々パロディ風のこの曲を、ほとんど 即興的に作曲した。
(ピアノ)エリック・ル・サージュ (ピアノ)アレクサンドル・タロー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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