[PREV] [NEXT]
...... 2019年08月04日 の日記 ......
■ 《 バロック音楽 》   [ NO. 2019080401-1 ] e_co

【 ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調
           「夏」RV.315 】


ヴィヴァルディ,アントニオ 〔伊〕
(1678.03.04〜1741.07.28) 63歳



バロック時代を代表する作曲家のひとりの
ヴィヴァルディは、優れたヴァイオリニストとして、
18世紀前半のイタリアのヴァイオリン界に
主要な役割を果たし、運指法や運弓法の
技巧に新生面を開いた。

ヴィヴァルディの作品は大部分がヴァイオリン曲だが、
他の楽器(ビオラ・ダモーレ、チェロ、マンドリン、
フルート・ピッコロ、オーボエ、ファゴット、ホルン、
トランペットなど)のためにも数多く作曲した。

50歳ごろの作品のヴァイオリン協奏曲「四季」は、
作品8の合奏協奏曲集(和声と創意の試み)
全12曲中の第1番から第4番までにあたり、
それぞれ3楽章でできている。

作者不詳のソネット(14行詩)の内容を基にして
作曲された13楽章の協奏曲形式をとった
標題音楽で、細やかな自然が音楽となっている。

      第1番 ホ長調「春」
          (緑を連想させる喜ばしげな曲想) 
      第2番 ト短調「夏」
          (けだるい、いやな季節)
      第3番 ヘ長調「秋」
          (収穫を喜ぶ農民の快活な姿)
      第4番 ヘ短調「冬」
          (氷の上を歩く人のユーモラスな姿)



        第2番 ト短調「夏」のソネット

    第1楽章 Allegro non molto
         炎暑、人畜はグッタリ、松の木さえも、
         かっこうや山鳥、ひわが歌う。

    第2楽章 Adagio
         稲妻と雷鳴、蚊や蝿の大群の襲来、羊飼いは
         疲れた体を休めることもできない。

    第3楽章 Presto
         稲妻と雷鳴に霰まで加わり、羊飼いの
         恐れていた通り、熟した果物や穀物を叩き潰す。



       (ヴァイオリン)ファビオ・ビオンディ
       (管弦楽)  エウローパ・ガランテ
       (指揮)   ファビオ・ビオンディ
               ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: