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...... 2019年05月23日 の日記 ......
■ 《 軽妙な魅力 》   [ NO. 2019052301-1 ] e_co

【 クラリネット協奏曲 】

フランセ,ジャン 〔仏〕
(1912.05.23〜1997.09.25) 85歳



フランセは、107年前の5月23日に
フランス北西部のルマンで生まれた。
父親がルマンの音楽院院長という音楽一家に
育ち、幼いころから神童ぶりを発揮した。

サンサーンスが亡くなったときに、フランセが
「僕が替わりになってあげるよ」と言った
逸話が残っている。

音楽家の両親に育てられ、1997年に亡くなる
直前まで、現役の作曲家として活動した。

好奇心が旺盛で、聴く人を喜ばせるのが
作曲家の使命との考えからウィットに富んだ
多くの作品を残している。

「舞台に立とうというのなら、少々オーバーに
振る舞っても、人を喜ばせなければ石が
飛んでくるよ」というフランセ自身の言葉に
彼の作曲姿勢が表現されている。

ラヴェルやストラヴィンスキー、プーランクから
大きな影響を受けていて、新古典主義を基調に、
現代感覚を折り込んだ作品を作曲している。

「クラリネット協奏曲 」は1968年に作曲され、
管楽器の演奏法を研究したファゴット奏者で
指揮者のフェルナンウグラドルに献呈された。
フランセの軽妙な魅力が十分に感じられる
作品である。

          第1楽章 Allegro
          第2楽章 Scherzando
          第3楽章 Andantino
          第4楽章 Allegrissimo



     (クラリネット)ドミトリー・アシュケナージ
     (管弦楽) シンシナティ・フィルハーモニー管弦楽団
     (指揮)  クリストフ=マティアス・ミュラー
                ♪ 私が聴いた音源 ♪





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