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...... 2019年05月11日 の日記 ......
■ 《 おとぎ話の絵 》   [ NO. 2019051101-1 ] e_or

【 交響詩「魔の湖」Op. 62 】
 
リャードフ ,アナトリ・コンスタンティノーヴィッチ 〔露〕
(1855.05.11〜1914.08.28) 59歳



ロシア国民楽派のリャドフは、164年前の
5月11日にペテルブルグで生まれ、
ノブゴロトで59年の生涯を閉じた。
父も祖父も音楽家で、父から音楽のてほどきを受け、
後にペテルブルグ音楽院に入学し、
リムスキー・コルサコフに作曲と管弦楽法を学んだ。

23歳のときに母校の教授となったが、
生徒の中にはプロコフィエフやミャスコフスキーなど、
ロシアの著名な作曲家がいる。

帝室地理学協会の委嘱により、バラキレフらとともに
各地の民謡を採集した。
彼の音楽には、ロシア音楽特有の美しい旋律と、
ロシア舞踊特有のリズムが取り入れられ、
彼の作品の特徴となっている。

1908年から1909年にかけて作曲した「魔の湖」
(魔法にかけられた湖)の副題は「おとぎ話の絵」で
1909年にニコライ・チェレブニンの指揮により
サンクトペテルブルクで初演された。

絵心のあったリャードフ は、楽想の断片とともに
岸辺に葦やエゾマツが生えている湖を描いた
文章を残しているが、この曲を作曲中に
思い浮かんだ湖をスケッチしたと考えられている。

低音の響きで始まり、湖に立つ漣を表現したと
思われる短い断片的なメロディが次々と現れては
消えていき、最後は冒頭の雰囲気に戻る。



(管弦楽)バンベルク交響楽団
(指揮) J.ペルレア    
     ♪ 私が聴いた音源 ♪





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