[PREV] [NEXT]
...... 2019年04月20日 の日記 ......
■ 《 最期の指揮 》   [ NO. 2019042001-1 ] e_o

【 歌劇「アイーダ 】

ヴェルディ,ジョゼッペ
  フォルトゥニオ・フランチェスコ 〔伊〕
(1813.10.10〜1901.01.27) 87歳 心臓病 

シノーポリ,ジョゼッペ 〔伊〕
(1946.11.02〜2001.04.20) 55歳 心筋梗塞



ユダヤ系イタリア人の指揮者のシノーポリは
イタリアのヴェネツィアで生まれ、バドヴァ大学で
心理学と脳外科を学ぶと同時に
マルチェルロ音楽院で作曲を学んだ。

1984年にフィルハーモニー管弦楽団、1992年に
シュターツカペレ・ドレスデンの常任指揮者となり
世を去るまで在任していた。

2001年4月20日にベルリン・ドイツ・オペラで
歌劇「アイーダ」の第3幕を指揮中、
心筋梗塞で倒れ急逝した。

1869年のスエズ運河の開通を機として、
エジプト国王がカイロに『イタリア劇場』という
大歌劇場を建て、その開場式に上演する歌劇の
新作をヴェルディに依頼されて作ったのが、
4幕7場の歌劇「アイーダ」で、現在も
世界中で上演されている。

荘重華麗な音楽、絢爛豪華なスペクタクルの場面、
異国趣味に富み、劇中には有名な
「凱旋の大行進曲」や真情溢れる心打つ歌、
旋律美に富む名歌など有名な曲が多く、
あらゆる点から最も高級な、万人向きの
名歌劇としての条件を備えている。

古代エジプトとエチオピア両国の争いを背景に
エジプトの王女アムネリスが恋する武将ラダメスと
敵国エチオピアの王女アイーダの相愛、
その三角関係に戦争を絡ませた悲劇で、日本では
大正8年に東京帝国劇場でロシア歌劇団により
上演されたが、日本人による正式な上演は
昭和16年に東京歌舞伎座で藤原義江歌劇団
第12回公演として行なわれた。

アイーダ(S)  エチオピア王アモナスロの娘
アムネリス(MS)エジプトの王女      
ラダメス(T ) エジプトの若い将軍    
アモナスロ(Br) エチオピア王       

   前奏曲
   第1幕
    第1場 エジプト古代の首都メンフィスの王宮の広間
    第2場 首都メンフィスにある戦いの神の神前
   第2幕
    第1場 テーベの宮殿内アムネリスの居間
    第2場 テーベの大路にしつらえた凱旋式場
   第3幕  椰子の茂るナイル河の岸
   第4幕
    第1場 宮殿内の廊下
    第2場 戦いの神の神殿とその床下の土牢



第2幕 凱旋行進曲

       (管弦楽)ウィーン交響楽団
       (指揮) ヘルベルト・フォン・カラヤン
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: