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...... 2019年04月12日 の日記 ......
■ 《 超絶技巧の曲 》   [ NO. 2019041201-1 ] e_ch

【 スケルツォ・タランテラ ト短調 Op. 16 】

ヴィエニャフスキ,ヘンリク 〔ポーランド〕
(1835.07.10〜1880.04.12) 44歳 心臓病



ポーランドのヴィエニャフスキは、
イタリアのパガニーニ(1782〜1840)、
スペインのサラサーテ(1844〜1908)と並んで、
“十九世紀の三大バイオリニスト ”と呼ばれている。

25年前に生まれた 同じポーランドのショパンが、
ほとんどピアノの曲しか書かなかったとように、
ヴィエニャフスキもほとんどヴァイオリンの曲しか書かず、
自国の舞曲マズルカやポロネーズのリズムを
取り入れた作品を書いたことから、
“ヴァイオリンのショパン”とも呼ばれた。

8歳でパリ音楽院に入学を許された神童で、
11歳で同学院のヴァイオリン演奏1等賞を獲得した。
その後、各地に演奏旅行をしながら、熟知した
演奏技巧を生かしてヴァイオリン曲を数多く作曲した。

卒業と同時に各地に演奏旅行を行なったが、
再びパリ音楽院で作曲を学んだ。
ピアニストである弟のユセフとヨーロッパ各地で
演奏会を開き、名声を高めていった。

その後1860年から7年まで、ロシアのペテルブルグの
宮廷ヴァイオリニストに迎えられた。

1872年には、名ピアニストのルービンシティンと
アメリカに演奏旅行をし、空前の成功をおさめた。

139年前の4月12日にモスクワに演奏旅行中、
心臓病のため客死した。

ヴァイオリニストのヴィエニャフスキは、 ヴァイオリンの
華やかなテクニックと魅力的な旋律が盛り込まれ、
超絶技巧の曲として知られているヴァイオリン協奏曲など
ヴァイオリンのための曲を作曲しているが、
ピアノの前奏で始まる「スケルツォ・タランテラ」も
華々しいヴァイオリンの技巧を取り入れている。



       (管弦楽)ヘンリク・シェリング
       (指揮) チャールズ・ライナー
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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