[PREV] [NEXT]
...... 2019年03月16日 の日記 ......
■ 《 予言者たち 》   [ NO. 2019031601-1 ] e_co

【 ヴァイオリン協奏曲 第2番 Op. 66 】

カステルヌオーヴォ=テデスコ,マリオ 〔伊→米〕
(1895.04.03〜1968.03.16) 72歳



カステルヌオーヴォ=テデスコは、フィレンツェで
生まれ、10代のころからピアノ曲や歌曲を書き
活躍していたが、1939年ムッソリーニの圧力により、
ユダヤ系の彼はアメリカに移住し、アメリカの
市民権を獲得した。
46年前の3月16日にカリフォルニアで、
72年の生涯を閉じた。

多作家で、教会音楽以外の全ての種類の音楽
(映画音楽を含む)を書いているが、渡米後の
重要な作品は、管弦楽曲が多い。
その作風は、高度に洗練された表現と力強い
個性を特色としている。

彼自身は、自分の作品をネオクラシックであり、
ネオロマンティックであると言っているが、
彼の作品を生んだ発想の原点は、
作曲者自身が3つの要素をあげている。

1、故郷のフィレンツェ
2、シェイクスピア  
3、ユダヤ人の伝統  

どの曲も旋律が澄んでいて、全てに節度があり、
気品をそなえている。

「ヴァイオリン協奏曲第2番」は、ロシアで生まれ
アメリカで活躍した、ヴァイオリニストの
ヤッシャ・ハイフェッツからの委嘱作品で、
1933年にトスカニーニの指揮により
ニューヨークで初演された。

「予言者」という副題をもっていて、3つの楽章
それぞれに旧約聖書にあらわれる3人の
予言者の名前がつけられている。

     第1楽章 Grave e meditative (イザヤ)
     第2楽章 Espressivo e dorente(エミリア)
     第3楽章 Fiero e impetuoso (エリア)



      (ヴァイオリン)イツァーク・パールマン
      (管弦楽)イスラエル・ハーモニー管弦楽団
      (指揮) ズービン・メータ
               ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: