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...... 2019年02月09日 の日記 ......
■ 《 ルル組曲 》   [ NO. 2019020901-1 ] e_or

【 歌劇「ルル」から5つの交響的小品 】

ベルク,アルバン 〔オーストリア〕
(1885.02.09〜1935.12.24) 50歳 敗血症



シェーンベルク、ウェーベルンとならぶ
十二音音楽の大成者の1人であるベルクは、
128年前の2月9日に輸出業、書籍業を
営んでいた父と、宝石商の娘だった
母の第3子として生まれた。

美術や音楽に造詣が深かった母の影響で、
豊かな芸術的な雰囲気につつまれた家庭で育った。
彼の最初の関心は文学で、音楽学校には
入らず一般の大学を卒業し、しばらくは
役所勤めをしていた。

しかし、15歳のころから独学で作曲を始めていて、
弟思いの長兄の世話で、11歳年長の
シェーンベルクに作曲を習うことになり、後には
彼の協力者、友人として12音音楽を完成させた。

ベルクは1929年にオペラ「ヴォツェック」を
完成し、その後オペラ「ルル」を書き始めた。
1934年に未完のままシェーンベルクに献呈した。

その後も作曲を続けたが、1935年の12月24日に
敗血症で急死したため、完成させることはできず、
後にF・チェルハが補筆完成させた。

しかし、ベルクは1934年に5曲からなる「ルル組曲」
の「オペラ“ルル”からの交響的小品」を作曲していた。

     1、ロンドー第2幕のアルヴァとルルの会話の場面で
       流れる管弦楽のパート
     2、オスティナートー第2幕でシェーン博士を射殺した
       ルルが逮捕されてから収監されるまでの
       一部始終を描いた映画の音楽
     3、ルルの歌ールルがシェーン博士に向かって
       歌うアリア
     4、変奏曲ー第3幕第1場の終わりで、ルルが警官に
       またもや追われて逃げる部分の音楽
     5、アダージョ・ソステヌートー第3幕の終結部。
       ルルの死とゲシュヴィッツ伯爵令嬢の悲鳴



      (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
      (指揮) クラウディオ・アバド
                 ♪ 私が聴いた音源 ♪





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