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...... 2019年01月31日 の日記 ......
■ 《 イ長調の小ソナタ 》   [ NO. 2019013101-1 ] s

【 ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 Op. 120,D.664 】

シューベルト,フランツ・ペーター 〔墺〕
(1797.01.31〜1828.11.19) 31歳 チフス



シューベルトは222年前の1月31日に
ウィーンのリヒテンタールで生まれた。
父はウィーン近郊の教区の校長で、
再婚後の子どもも含めて、15人の父親だった。
その半分は若死しているものの、
子どもを育てるための経済的負担は大きく、
生活は楽ではなかった。

教育家の父は厳格で、後年シューベルトに
楽才があることを認めても、生活の安全のため
専門家になることを喜ばず、
自分と同じ教師になることを強要した。

11歳のとき、宮廷の費用で音楽教育を
受けられる官費学校に入った。
そのころから多くの作曲をしていたが、
貧しくて5線紙を買うお金もなかった。
しかし、シューベルトには援助をしてくれる
数多くの取り巻きがいた。

シューベルトの作品は健康的で、人の心の
自然な思いが素直に流れ出ていて、
なんの気取りもなく、あまりに純粋なので、
理屈抜きに聴き手は胸にじんとくる。

シューベルトは「ピアノ・ソナタ イ長調」を2曲
作曲しているが「ピアノ・ソナタ 第13番」は
小規模ソナタなので「イ長調の小ソナタ」と、
最晩年の1828年の作品「ピアノ・ソナタ 第20番」は
4楽章からなり、長大なので「イ長調の大ソナタ」と
呼ばれている。

シューベルトならではの美しいメロディをもつ
「ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調」は21歳の
1819年の夏に作曲した。
抒情あふれる優雅な小品で3つの楽章からなる。

         第1楽章 Allegro moderato
         第2楽章 Andante
         第3楽章 Allegro



         (ピアノ)クラウディオ・アラウ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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