【 ベルガマスク組曲 】
ドビュッシー,クロード・アシル〔仏〕 (1862.08.22〜1918.03.25) 56歳 癌
ミケランジェリ,アルトゥーロ・ベネデッティ〔伊〕 (1920.01.05〜1995.06.12) 75歳 心臓病
二十世紀において、最も個性的なピアニストに 数えられるミケランジェリは、1920年1月5日に ロンバルディア州のブレシアで生まれた。 3歳のときからヴァイオリンを学んだが、 しばらくしてピアノに切り替えた。
医師、パイロット、レーサーの肩書きも持ち、 ピアニストとしては、演奏会での使用楽器のこだわりや、 突然のキャンセルなど、話題に事欠かなかった。 1995年6月12日に心臓病のため、 スイスの病院で世を去った。
ミケランジェリは録音を嫌ったが、ドビュッシーの 作品の録音は、ドビュッシー演奏の 一つの基準に数えられている。
ベルガマスク組曲は、ドビュッシーが イタリア留学中、ベルガモ地方の 農民生活の印象に基づいて書かれた。 タランテラに類似している、8分の6拍子の 速い舞曲のベルガマスカとは無関係で、 ただ曲の題名につけたものといわれている。
第1曲 プレリュード 第2曲 メヌエット 第3曲 月の光 第4曲 パスピエ これは4つの小曲からなる組曲で、 ドビュッシーのピアノ作品中、最もポピュラーな 作品の一つにあげられるのが第3曲の月の光で、 美しいメロディが印象的に月の光を暗示し、 きらきらと輝く色彩描写は、 ロマンティックな情緒を漂わせる。
(ピアノ)パスカル・ロジェ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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