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...... 2018年08月18日 の日記 ......
■ 《早熟な天才》   [ NO. 2018081801-1 ] v

【 歌曲「ジョスランの子守歌」】

ゴダール,バンジャマン・ルイ・ポール 〔仏〕
(1849.08.18〜1895.01.10) 45歳



早熟な天才だったゴダールは、169年前の
8月18日にパリで生まれた。

パリ音楽院でバイオリンと作曲を学び、
優雅で親しみやすい室内楽、ピアノ曲、歌曲などを
作曲していたが、29歳のときにパリ市の
作曲コンクールで「劇的交響曲」(Le Tasso)が
1位に入賞して、作曲者として知られるようになった。

しかし、あまりに早くもてはやされ過ぎてからか
大成せず、カンヌで45年の生涯を閉じた。

1888年に作曲した歌劇「ジョスラン」は、
その年にパリで初演された。

今では、歌劇が上演されることはなくて、
2幕で歌われる「子守歌」のみが有名である。
神聖な愛と、世俗的な愛との葛藤を描いたもので、
この子守歌は主人公のジョスランが危機の最中に、
友の身の上を案じ、天の守護を祈る歌曲である。

日本では近藤朔風(1880〜1915)の訳詞で、
明治のころから歌われている。



ジョスランの子守歌

むごきさだめ 身に天降りて
汝と眠る のろわれの夜
胸のうれい ゆめに忘れん
祈らばや ゆらぐ風のもと
夢のまきまきに あこがれよ み空へ
眠れいとし子よ 眠れ今は小夜中
あゝ夢ぞいのち マリアよ守りませ

夢のつばさに おおわれつ
わが来し方 かえりみれば
流れたゆとう 波にも似たり
あわれいく日 祈りに泣きぬ
夢のまきまきに あこがれよ み空へ
眠れいとし子よ 眠れ今は小夜中
あゝ夢ぞいのち マリアよ守りませ





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