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...... 2018年08月11日 の日記 ......
■ 《 叙情的な作風 》   [ NO. 2018081101-1 ] e_ch

【 ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ短調 作品73 】

アレンスキー,アントン・ステパノヴィチ〔露〕
(1861.08.11〜1906.02.25) 45歳 結核 



グラズノフよりも4年早い1861年8月11日に
ノヴゴロトで生まれたアレンスキーは、
ペテルブルグ音楽院でリムスキー=コルサコフに学び、
卒業後はモスクワ音楽院の教授になった。

門下からラフマニノフ、グリエール、
スクリャービンなどの逸材を輩出している。

34歳からは、バラキレフのあとを継いで
ペテルブルグ王室礼拝堂指揮者となったが、
結核にかかり、晩年をフィンランドのサナトリゥムで
過ごし、そこで45年の生涯を閉じた。

哀愁をおびた叙情的な作風を特徴とする彼の音楽は、
チャイコフスキーに通ずるところがある。

アレンスキーは「ピアノ三重奏曲」を2曲書いて
いるが、亡くなる1年前に書いた第2番は、
交響曲のようなスケールの大きな作品となっている。

この曲の第4楽章はテーマと
6つの変奏曲で作られている。

         第1楽章 Allegro moderato
         第2楽章 Romance: Andante
         第3楽章 Scherzo: Presto
         第4楽章 Tema con variazioni
         Variation1: Un poco più mosso
         Variation2: Allegro
         Variation3: Allegro moderato
         Variation4: Allegro
         Variation5: Tempo di valse
         Variation6: Allegro



          (演奏)ボザール・トリオ
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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