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...... 2018年08月08日 の日記 ......
■ 《 夏の休暇で 》   [ NO. 2018080801-1 ] e_ch

【 弦楽四重奏曲 ヘ長調「アメリカ」作品96 B.179 】

ドヴォルザーク,アントニン〔チェコ〕
(1841.09.08〜1904.05.01) 62歳 腎臓病→脳溢血



ドヴォルザークは典型的な朝方の芸術家で、
早寝早起きを励行し、毎朝4時に起きて
仕事を始めたという。

家族に対しては良き夫であり、良き父であり、
芸術家にありがちな奇行や偏屈なところが
ほとんどなかった。
良妻に恵まれたことが、なによりの幸運だった。

彼が、音楽の次に汽車が好きだったことは
有名であるが、1892年9月に、ニューヨークの
ナショナル音楽院の院長として滞在するため、
10日間の船旅を終えて新世界アメリカの土を
踏んでから、船にも魅了されたようだ。

1893年の夏、故郷からの移民団のいる
アイオワ州のスピルヴィルに出かけて、
ボヘミアにいるような気持で毎日を過ごしながら
作曲したのが、弦楽四重奏曲「アメリカ」だが、
その少し前に交響曲「新世界」を作曲している。

郷愁にかられ、1895年には帰国してプラハ音楽院の
教授となり、教育者として大きな業績を残した。

弦楽四重奏曲は13曲以上作曲しているが、
なかでも最もよく演奏され、有名なのが
第12番「アメリカ」で、曲の中に黒人霊歌の旋律に
似たものを使っているため、もとは「ニガー」
(アメリカ黒人)と俗称されていた。

4楽章からなるが、感傷的で美しい第2楽章は
独立して演奏されることも多い。

ドヴォルザークの作品には、作品番号のないものや、
作曲順になってないものもあって、後にB番号
(ブルグハウザ=の整理番号)がつけられた。

       第1楽章 Allegro ma non troppo
       第2楽章 Lento
       第3楽章 Molto vivace
       第4楽章 Finale: Vivace ma non troppo



        (演奏)グァルネリ弦楽四重奏団
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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