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...... 2018年07月15日 の日記 ......
■ 《 名ピアノ教師 》   [ NO. 2018071501-1 ] s

【 30番練習曲 作品849 】
 
ツェルニー,カール 〔オーストリア〕
(1791.02.20〜1857.07.15) 66歳


ピアノ奏者、教育家、作曲家のチェルニーは、
ピアノ教師の父の子としてウィーンで生まれた。
教養ある音楽家だった父からピアノの
手ほどきをうけて、10歳のときには、
古今の大作曲家の主要な作品を
全て暗譜で演奏したといわれる。

9歳のときから3年間ベートーベンに師事し、
ピアノの演奏法だけでなく、編曲法や管弦楽法、
速筆を学び急速な進歩をみせた。
後にフンメル、クレメンティにも師事している。

10歳のときに、モーツァルトの
「ピアノ協奏曲ハ短調K.491」を弾いてデビューし、
ピアニストとして将来を嘱望されたが、
内気な性格から、公開演奏の精神的負担を
苦痛に感ずるようになり、20代にしてはやくも
演奏界および社交界から身をひき、以後は
教育と作曲に専念した。

ピアノ教師としては、リストをはじめとして
十九世紀前半を代表する名ピアニストを
数多く育て、名声を高めた。

作品は1000曲を越え、あらゆる種類の作品が
含まれるが、著書も多い。
チェルニーのピアノ曲は、演奏会用と
教育用作品に分けることができるが、彼の才能が
最高に発揮されたのは教育用作品で、
練習曲集はピアノ教育法を体系づけたものとして、
注目されている。

ツェルニーは生涯独身を通し、161年前の
7月15日にウィーンで66年の生涯を閉じた。





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