[PREV] [NEXT]
...... 2018年07月10日 の日記 ......
■ 《 音楽劇 》   [ NO. 2018071001-1 ] e_o

【 オペラ「賢い女」】

オルフ,カール〔独〕
(1895.07.10〜1982.03.29) 86歳



現代ドイツの代表的な作曲家のオルフは、
123年前の7月10日に軍人の家系に生まれ、
生地のミュンヘンで世を去った。

1936年に完成した「カルミナ・ブラーナ」は、
オルフの出世作、代表作で、一躍彼を有名にした。
「カトゥリ・カルミナ」「トリオンフォ・ディ・アフロディチ」
と共に、舞台形式によるカンタータの三部作
「トリオンフィ(勝利)」の一部におかれた作品である。

一種の原始主義ともいえる強烈なリズムをもつ
音楽を作ったオルフの初期の作品には
純器楽作品があるが、「カルミナ・ブラーナ」以後は、
劇場のための音楽に仕事を限り、初期の
各種の作品は自ら破棄してしまった。

オルフの音楽は、単純な和声構造と
きわめて大胆で強烈なリズムを基礎としている。
特に、リズムは音楽の新しい秩序を作り出し、
旋律さえもロマン派の音楽のように
和声からではなくて、リズムから生み出されている。

そして、音楽の最も基本的な要素を駆使し、
主題となり素材の執拗な反復と対位法の
排除とによる明澄な形式的構成をとって、
新鮮さと生動感を生み出している。

1943年に初演された「賢い女」は、12場からなり、
舞台面は、主舞台と前舞台との二つの部分に
分かれ、その両方へ階段によって上がり下り
できるようになっている。

台本は、作曲者自身が古い童話に基づいて
書いていて、農夫の娘(賢い女)が王様の妻として
迎えられる物語で、「王様と賢い女の物語」
という副題がついている。





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: