[PREV] [NEXT]
...... 2018年06月20日 の日記 ......
■ 《 劇中劇 》   [ NO. 2018062001-1 ] e_o

【 オペラ「ナクソス島のアリアドネ」Op. 60 】

リヒャルト・シュトラウス,ゲオルク〔独〕
(1864.06.11〜1949.09.08) 85歳 心臓病



R.シュトラウスは、1905年に発表した
「サロメ」で、ワーグナーの後継者として
自他共に認められた。
成功で得た莫大な収入でミュンヘンに山荘を建て、
世を去るまでの40年間そこで創作活動を続けた。

ホフマンスタールの台本によって書かれた
「ナクソスのアリアドネ」 は、元来モリエール作の
「町人貴族」の劇中劇として書かれた。
しかし、不評だったため台本も音楽も書き改め、
独立したオペラとして発表された。

1916年6月20日に改作は完成し、10月4日に
ウィーン宮廷歌劇場で初演された。

一幕の作品の「ナクソス島のアリアドネ」 は、
序奏がついていて、全体的に喜劇的な要素が
強く、全音階的な進行が多く用いられている。

初期のものよりもずっと明快単純で、旋律は
簡単な民謡風なこともあり、早い言葉をもつ
軽快なもののこともある。

管弦楽の使い方は。わずか36人の
編成でありながら巧みさをみせている。
古典的な歌劇のように、作品全体をアリアとか
序曲とかに分ける傾向が目立っている。

プリマドンナのアリアドネの悲劇は
ギリシャ神話に基づいている。
クレタ王の娘のアリアドネは夫のテセウスに
捨てられナクソス島の洞窟で死を望んでいたが、
愛の神のバッカスとの愛は芽生え、
生きる喜びが蘇る。






...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: