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...... 2018年06月18日 の日記 ......
■ 《 ひげの指揮者 》   [ NO. 2018061801-1 ] e_or

【 和楽器と管弦楽のためのカプリチオ 】

山本 直純 (日〕
(1932.12.16 〜2002.06.18) 69歳 急性心不全



独特の風貌と愛敬のある指揮ぶりで
「ひげの指揮者」として知られていた山本は、
昭和7年12月16日に作曲家の山本直忠の子として
東京で生まれた。

自由学園を卒業後、東京芸術大学で学んだが、
指揮科の同門に、小澤征爾、岩城宏之、
秋山和慶がいる。

クラシック作品から、テレビドラマの主題歌、
映画音楽、童謡など数多くの作品を残している。

平成14年6月18日に自宅で入浴中、
急性心不全のため、69年の生涯を閉じた。

昭和46年1月には、昭和天皇崩御に伴い
放映されたテレビ特番で、モーツアルトの
「交響曲第40番」を指揮している。

童謡の「一年生になったら」(まど・みちお作詞)や
作曲者自身の作詞「こぶたぬきつねこ」は、
音楽の教科書にも掲載されていて
子どもたちに歌われている。

「和楽器と管弦楽のためのカプリチオ」は、
日本フィル交響楽団に委嘱された作品で、
1963年6月27日に、山本が東京芸術大学で学んだ
渡邉暁雄の指揮で初演された。

この曲の楽譜は出版されてなくて、録音されたものも
市販されていない。
オーケストラに龍笛、三味線、琴、箏、能の鼓、
お祭りの日本太鼓、ジャズ・ドラム、ピアノ、ギター
などが使われ、賑やかな音楽となっている。

和楽器と洋楽器、クラシックとポピュラーの
編成が入り交じって、和洋合奏による
現代のお囃子のような作品である。



     (管弦楽)日本フィルハーモニー管弦楽団
     (指揮) 下野竜也
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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