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...... 2018年06月17日 の日記 ......
■ 《 生誕200年 》   [ NO. 2018061701-1 ] e_or

【 操り人形の葬送行進曲 】

グノー,シャルル〔仏〕
(1818.06.17〜1893.10.18) 75歳



グノーは200年前の6月17日にパリで生まれた。
彼の祖先はルイ十六世に仕えた名門の出身で、
有名な画家の父と、ピアニストの母との間に誕生し、
芸術的環境に育った。

幼少から母に音楽を教わり、パリ音楽院に入学して
3年後の1839年に、カンタータ「フェルナンド」で
ローマ大賞を獲得しローマに留学した。

帰途ドイツ、オーストリアをたずね、シューマンの
作品を知り心をひかれたが、またメンデルスゾーンの
演奏するバッハのオルガン曲にも魅入らされた。

その後神学の研究に没頭し、ミサ曲や
レクイエムなどの宗教音楽を作曲した。
32歳のときに最初の歌劇「サフォー」を書き、
オペラ作曲家としての第一歩を踏み出した。

1880年にはフランスで最高位の
レジオン・ドヌール勲章を授与されたが、晩年の
10年間は静かな生活を愛し、いくつかの宗教曲を
作曲し、生地のパリで生涯を閉じた。

「 操り人形の葬送行進曲」は1872年ごろに
ピアノ曲として書かれたが、後に管弦楽用にも編曲した。
アルフレッド・ヒチコックのテレビシリーズの
テーマ曲に使われ人気をあつめた曲である。

争い事により命を落とした操り人形の友人たちが、
会葬の列を作って行進し、歩き疲れた途中、
宿屋でひと休みしながら、死んだ同僚の
思い出話しをするという儚さの中にユーモアをも
感じさせるお話しが描かれている。



     (管弦楽)BBCフィルハーモニック
     (指揮) ヤン・パスカル・トルトゥリエ
             ♪ 私が聴いた音源 ♪






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