[PREV] [NEXT]
...... 2018年06月09日 の日記 ......
■ 《 デンマークの作曲家 》   [ NO. 2018060901-1 ] e_sy

【 交響曲 第3番 作品27「広がり」】

ニールセン,カルル・アウグスト〔デンマーク〕
(1865.06.09〜1931.10.03) 66歳



グリーグ(ノルウェイ)以降における北欧の
代表的音楽家であるデンマークの作曲家の
ニールセンは、シベリウス(フィンランド)と同じ
1865年に、アンデスセンの出身地の
オーデンセ近郊で6月9日に生まれた。

父親は片田舎の音楽師で、 貧しいながらも
音楽を愛する家庭で、12人の子どもを育てた。

ニールセンも、歩兵連隊のトランペット奏者を
していたが、コペンハーゲン音楽院で学んでからは、
王立管弦楽団でヴァイオリン奏者をつとめ、
後に同団の楽長になり母校でも教えた。
コペンハーゲンで66年の生涯を閉じた。

6曲ある交響曲は、27歳のときに1番を、
60歳で最後の6番を作曲した。

     1892年  第1番 作品7 FS.16 
     1902年  第2番 作品16 FS.29「四つの気質」 
     1911年  第3番 作品27 FS.60「広がり」 
     1916年  第4番 作品29 FS.76「不滅」
     1922年  第5番 作品50 FS.97 
     1925年  第6番 FS.116「シンプル」 

ニールセンは、全ての分野の作品を書いているが、
作品番号のないものが多いため、ダン・フォウ(Dan Fog)と
トーベン・スコウシポー(Torben Schousboe)が
1965年に作成した作品目録のFS番号が
分類番号として用いられている。

第3番は、田園交響曲ともいえるもので、
この曲の副題「広がり」は、第1楽章の冒頭の
強烈な響きを現したものである。

強い緊張、広がりを表現している 第1楽章。
のどかな牧歌で、歌詞を用いない歌のボカリーズが
二人の独唱者によって歌われる第2楽章。
ブラームスの交響曲第1番の終楽章の主題を
思わせる第4楽章でできている。

        第1楽章 Allegro espansivo
        第2楽章 Andante pastorale
        第3楽章 Allegretto un poco
        第4楽章 Finale: Allegro



        (ソプラノ)ピア・ラーノヤ
        (バリトン)クヌート・スクラム
        (管弦楽) エーテボリ交響楽団
        (指揮)  チョン・ミョンフン
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: